第46章

 朝早く、カリーナはいつもどおりアリシアの部屋へ向かった。朝食に誘うためだ。

 学園生活にもすっかり慣れた彼女は、もう髪がうまく結えなくて遅刻するようなことはない。それどころか、アリシアより少しでも早く起きるのを自分に課していた。アリシアが部屋を出る前から、扉の前で待っていたい――ただそれだけのために。

 アリシアは何度も言っている。部屋の位置を考えれば、自分が下りてカリーナを迎えに行くほうが自然だし、せめて階段の踊り場で待ち合わせればいい、と。

 けれどカリーナは譲らない。どう言っても変える気がなかった。

 結局、アリシアも好きにさせている。

 カリーナが扉をコンコンと叩くと、中...

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